「風の時代」の到来

占星術の世界で以前より言われていた、2020年12月22日を境にこれまでの土の時代から「風の時代」への転換点。
200年ほど前の「火の時代」から「土の時代」に代わったタイミングでは、産業革命やフランス革命という言うまでもない歴史上の大転換が起こっています。「土の時代」の前の「火の時代」は王侯・貴族などの支配が続いた封建社会だったので、民の時代となった「土の時代」への変革はそれはすごいインパクトのある歴史的展開だったと思います。

ちなみに前回の「風の時代」は日本では鎌倉時代、現代まで存続して根付いている仏教の教えを説かれたいわゆる「旧仏教」の祖師のほとんどがこの時代に誕生していることを考えれば、「風の時代」は精神性の時代と言い換えられるかもしれません。


占星術を受け入れるかは別にしても、200余年の周期で、人類は大きく急速な転換期を経てきたことは事実です。それは長い目でみれば、地球や人類の浄化作用を繰り返してきているという見方も荒唐無稽なことではないと考えます。

急速な転換において、旧時代の風習や慣習・常識が、新しいものにドラスティックに置き換えられることが起きます。

学生だった30年前から「時代は急速に変わる」とか「日進月歩で動きの早い時代をキャッチアップせよ」という勢いの良い号令は常にかかっていましたが、自分には、ある一定層の思惑を実現させるための、人々の欲望を増幅させるための「もっと働け!」というかけ声に過ぎず、歴史を学べば学ぶほど、過去の方がずっと急激なパラダイムシフトは起こっていて、決して常識が変わるような変化ではない(20世紀前半の戦争が究極の出来事とはいえ、それはそれ以前の歴史からの帰結であって、戦後と呼ばれる時代の経済最優先の資本主義社会も含めて、決して根本的な変容ではない)という印象を、正直持ち続けていました。
「愛」「豊かさ」「美」「感動」といった人としての喜びを感じる時間、自身を見つめる時間、大いなる存在・自然に感謝する時間を後回しにしてでも、働き続けること、稼ぐこと、開発すること、能力第一主義としての自己研鑽、二言目には「頑張れ!」「負けるな!」が求められる社会、何のため誰のための人生なんだろうかと。

ところがこのタイミングで、「beforeコロナ・afterコロナ」と言って誰も否定できないくらい、あまりに象徴的なことが全世界規模で同時に起きました。人の行動様式を変えてしまうインパクトを持った新型コロナウイルス感染症蔓延によるパラダイムシフトです。

(特に日本)社会では常識とか伝統とかいう言葉を持ち出しては、「そうは言ってもそう簡単には変えられないんだよ…」と、日常の要不要を洗い替えることができずにしぶとく現状維持・自己保身の中で世の中が動き続けた状況が、地球規模の外圧により一気にひっくり返されたという出来事です。

そのafterコロナに重なってスタートした「風の時代」に中心となる価値観・哲学・行動様式を受け入れていく人に、人類は淘汰されていくと考えます。良いとか悪いという以前に、大きな自然の流れの中の、必然なのだと受け止めています。

現代人類を俯瞰して生まれたSDGsという世界指標がいま掲げられていることも、この流れと無縁ではないと思っています。

​「風の時代」のキーワード

​​※『「風の時代」に自分を最適化する方法/yuji(講談社)』他、ネット上の風の時代に関する諸々の記述を参考に、園崎がアレンジしたものです

​協奏・自他一如

  • 外に光を見いだす物質的な豊かさを追求した「土の時代」から、内側に光を求める精神性の時代である「風の時代」へ

  • 自身としっかりと対話し、内観を深めていく

  • そのためにも余白を生活の中に持ち、間の多い生活スタイル、頑張らないスタイルを率先的に選び進めていく

  • 競争から"協奏”へ

  • (古来仏教等でも言ってきた)「自他一如」の考え方が常識(コモンセンス)となっていく

双方向性・言葉

  • 言葉の重要性が増す。一次情報発信者たること。雑学博士的な二次情報ではなく、自分の感性や感覚を通した言葉を発信することが共鳴者・共振者を増やすことに

  • 共感・共鳴が行き来するのに欠かせない"双方向性”

  • 能動的にネットワークをもつこと。ソーシャルキャピタルたること

  • そのためにもフラット・ニュートラルな姿勢で、広く様々な人とつながるための間口を開放することが大事

  • 大量情報を抱えるマスメディアが恣意的に社会を誘導してきた時代から、"双方向性”が洗練された形で消化されたソーシャルメディアこそが現実を構築していく時代に

想い・気・波動

  • 人はエモーショナルな動機が大事。ロジックやテクニックだけで固められた企画や商品には、楽しさ・愛・想い・ワクワク感等が乗ってこない

  • 複業(副業でなく)の時代に。人生・生活・仕事の一体的なポートフォリオ構築が重要に。お金や不動産以上に、ソーシャルキャピタルを高めることが重要なポートフォリオ構築要素に

  • 消費や購買はそれに対する「投票」「共鳴」であるという意識

  • 作品・商品、場所・空間、言葉から、「気をもらう」ことを認識する(「プラスの気」を取捨選択していくことの重要性)

  • 波動や量子といった目に見えないものが重要視され、その価値が高まる

多様性・対等

  • 個性的・個人的であることが不可欠要素に。長いものに巻かれろ的、没個性的な生き方からの脱出が急務。多様性の真逆である同調圧力社会に鈍感、自身が同調圧力的存在であることに気づけないようなあり方は過去のものに

  • 性別、国籍、国境へのこだわりからボーダレスへ

  • ​上下関係、縦割り社会から、対等な関係性へ。年齢性別関係なく、互いを尊重し合える関係が重視されるように

  • 安定から脱する。風の時代は固定化されていないことを尊ぶ時代